GONTANI MUSIC 2025
ここにしかない音さがして
〒926-0852
石川県七尾市小島町西部4番地小島町第2団地3-3
TEL.080-6356-9856 E-mail:gontani.tatsuya@gmail.com
能登震災における体験と復興活動
権谷達哉(ごんたに たつや)氏は、石川県七尾市在住の作詞家・国際音楽プロデューサーであり、2024年1月1日に発生した能登半島地震で被災しました。地震発生時、自宅の2階で休息していた権谷氏は、激しい揺れに見舞われ、家屋は半壊。特に1階部分の壁の崩壊や設備の損傷が激しく、断水も発生しました。避難所への移動も検討しましたが、距離と寒さの問題から断念。比較的損傷の少なかった2階部分での生活を続けることを決意しました。
生活インフラの寸断により、震災発生後20日間、入浴もできない状態が続き、極めて過酷な生活環境を強いられました。
そうした状況の中でも、権谷氏は音楽を通じた復興支援活動を積極的に展開。2024年3月25日には、穴水町公民館プルートで行われたいしかわ観光特使・汐川ほたて氏の慰問コンサートをサポート。さらに、5月4日には埼玉県本庄市で「能登震災復興応援チャリティコンサート」を企画・実施し、北國新聞、朝日新聞、読売新聞、埼玉新聞、加能人などのメディアに取り上げられました。
また、同年8月には復興応援CD『震災から立ち上がれ 能登からの伝言』に楽曲を提供し、制作に協力しました。このCDは、震災の記憶と復興への希望を音楽として記録し、広く発信する取り組みとして注目を集めました。
さらに、震災の実態と復興への思いを広く伝えるべく、特別番組『能登・新時代の風』を企画・制作。地元のキーパーソンへのインタビューを通して復興の現場と課題を描いた本番組は、2024年8月から9月にかけて全国29局のコミュニティFM局で放送されました。出演者には、刀祢秀一氏(珠洲商工会議所会頭/「ランプの宿」社長)、中川秀人氏(公認心理師)、福原和樹氏(七尾高校教諭)、西川ひでのぶ氏(七尾市議会議員)、高木繁徳氏(日蓮宗長壽寺住職)、汐川ほたて氏(シンガーソングライター)などが名を連ね、地域に根差した視点からの言葉が届けられました。番組はYouTubeでも公開され、多くの人々に能登の現状を伝える機会となりました。
この番組の後継として制作されたのが『ちいさなエフエム音楽祭2024』です。被災地に音楽でエールを送ることを目的に、白井貴子氏、スチュアート・エップス氏(イギリス)、カオル・エンジョウジ氏(アメリカ)、サイレンス・ラヴァーズ(ロシア)など国内外13組のアーティストが参加し、楽曲やメッセージを通じて復興への願いを表現しました。番組は2024年12月から2025年1月にかけて、エフエム西東京(12月29日)、FMくしろ(1月1日)など全国各地のコミュニティFM局で放送されました。
さらに、権谷氏はFMかほくのラジオ番組『能登・新時代の風』でも刀祢秀一氏とともにパーソナリティを務めています。同番組は、毎週月曜21:00〜21:24に放送され、能登地域の復興や魅力を発信。放送後には公式サイトにてオンデマンド配信されており、県外からも多くのリスナーが聴取可能です。
権谷氏の取り組みは、音楽の力で被災地と全国・世界をつなぐ架け橋となり、復興支援の輪を広げる重要な役割を果たし続けています。